

変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)は、膝関節の軟骨がすり減り、関節の痛みや機能障害を引き起こす病気です。加齢や肥満、O脚などが主な原因として挙げられます。初期症状は、長距離歩行後の痛みや、立ち上がり・歩き始めの痛みなどです。進行すると、膝の曲げ伸ばしが困難になったり、安静時にも痛みを感じたりするようになります。
加齢、肥満、O脚、関節の使いすぎ、過去の怪我などが原因として挙げられ、内側の膝が痛むことが多いです。
特徴① 検査を実施し状態評価
当院ではまず、重心バランスと歩き方の検査、評価をします。
膝の内側に痛みを感じる方がほとんどですが、ひざの内側には、縫工筋、半腱様筋、薄筋という3種の腱が集まっており、この部分を鵞足といいます。触って痛みが出るのはこの場所が多いです。これは内側の軟骨がすり減ることでこの部分の筋、腱が負担がかかっているためです。
つまり、痛みを感じているのは筋、腱であり軟骨のすり減り=痛みではないということです。
この部位の痛みを取る+負担がかからないようにすれば歩行時等に痛みを感じることは少なくなります。
特徴② 状態に合わせたオーダーメイド治療
変形の度合い、拘縮の程度により治療内容は異なりますが、共通して実施するのは大腿四頭筋の機能向上です。膝が完全に曲がらない方はほとんど大腿四頭筋が硬くなり機能不全を起こしています。
そのほかにも腰椎の湾曲(反り腰が強くないか)足関節の可動域、股関節の柔軟性など膝にかかる負担が少なくなるよう全体の重心バランスを考慮して治療を組み立てます。
なかなか痛みが取れない方、とりあえず電気当てて、膝の曲げ伸ばし運動しましょうと言われていませんか?
何が原因で膝に負担がかかり痛みが出ているのかを判断できないと痛みは取れません。
特徴③ 運動療法×日常生活動作指導
パレット整骨院では膝関節の負担を分散させるトレーニングを実施します。
院内だけでなく、自宅でのトレーニングもお願いしています。
最優先は大腿四頭筋です。正しいやり方で実施しないと筋力はつかないため院では正しいやり方を覚えてもらうことに時間を使います。大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングス、中殿筋、体幹などのトレーニング患部に負担がかからない立ち方、歩き方を目指します。
大事なことは患者さんの歩行パターンをよく分析して必要な筋肉を鍛えられること、そして自宅で長期間行える内容であることです。私は、1日20~30分を毎日いつまでも続けることを指導しています。
「手術を何とか避けたい」、「なんとか痛みを取りたい」そんな方は一度ご相談ください。
ご予約・お問合せは様々な方法で承る事が可能です。
気になる事が少しでもある場合はお気軽にお問合せ下さい。